レジン床(以下に記載する他の入れ歯は全てこのレジン床と比較します)

いわゆる保険の入れ歯、プラスチックと金属で構成され、
利点は安価に作製できます。
欠点は金属のバネが目立つ・発音がしにくい・
汚れやすい(臭い)・適度な湿度がないと変形する
などが挙げられます。
熱可塑性樹脂床
レジン床のあとにできた保険で作製可能な入れ歯です。利点として装着感が良い・汚れにくい・約2倍の強度があり壊れにくい・変形しにくいなどがあり、欠点としてはレジン床と同様に金属のバネが目立つこと・発音がしにくいことが挙げられます。
自費の入れ歯
キレイデス
特殊樹脂+金属で構成された入れ歯です。利点は薄くて非常に軽い・金属のバネがないので入れ歯とわかりにくい・発音がしやすい・隙間が少ないので食物が詰まりにくいなどがあります。
欠点は特殊樹脂のために修理は患者さまから一時的にお預かりすることです。

キレイデス金属床(推奨:上顎の入れ歯)
特殊樹脂+金属で構成された入れ歯です。
利点は金属のバネがないので、入れ歯と気づかれにくい・金属のバネではなく、柔らかい特殊樹脂なので歯に優しい・入れ歯の主要部分がプラスチックでなく金属で作られているので、約1/3の薄さで装着時の異物感が少ない・薄いので舌の動きを邪魔せず発音しやすい・約200倍の熱伝導で食事のときに食べ物の温度を感じることができるなどがあります。


欠点は値段が高価であり、金属の種類によっては少し重くなります(金属床は、別表に示したような種類の金属を選択することができます)。
ピタットン

シリコン+プラスチック構成された入れ歯です。入れ歯の裏側にシリコンを貼ることでクッションの効果が得られて柔らかく、ピタッと歯ぐきに合うので安定感が向上し噛みやすくなります。
欠点は、汚れがつきやすい・裏にシリコンを貼るので少し厚くなる(特に上顎)ことが挙げられます。