EO水(次亜塩素酸水)
当院ではEO水(次亜塩素酸水)を導入しております。
EO水(次亜塩素酸水)とは
タンパク分解型除菌水のことで、安全性に着目し人体への影響を最小限EO水(Electrolyzed-Oxidizing-Water)のことで、水に塩を少し加えて特殊な機械で処理をすることによって強酸性の次亜塩素酸水を生成します。この水は安全性が高く、人体への影響を最小限に抑えつつ、むし歯や歯周病菌を殺菌する効果があります。
また、エイズ、B型肝炎、C型肝炎、ヘルペス、MRSA、インフルエンザなどのウイルスのみならず、緑膿菌、水虫、タムシなどの糸状菌、黄色ブドウ球菌、カンジダなどの細菌・真菌に対しても強力な殺菌・不活化作用があります。
EO水(次亜塩素酸水)は先ほど述べたように強酸性で少し酸味がありますが、細菌やウイルス、体液、血液と反応した後、ただちに普通の水に変化しますので、人体には無害で安全な水です。。
歯科医院ではどう使うの?
粘膜切開・抜歯やインプラント埋入などの外科処置の際は処置中にEO水で創部の洗浄をしたり、スケーリングを含む歯周治療では歯周ポケットの洗浄・殺菌に用います。
①抜歯後のうがい
抜歯や歯周病の治療などでお口の中に傷ができてしまう場合、その部位をブラッシングすることができなくなるので、このEO水(次亜塩素酸水)でうがいをしていただきます。
EO水(次亜塩素酸水)は通常の水でうがいをする時に比べて、約25%歯垢の自然生成を抑制することがわかっています。
②歯周病、根管治療、インプラント治療にも
歯周ポケット内の洗浄・殺菌に用います。また、重度の歯周病やインプラント周囲の炎症や歯の周りが膿んでしまった場合にも有効といわれています。
③器具の消毒
EO水(次亜塩素酸水)は高い殺菌力でウイルスや菌の種類を選ばずほとんどのウイルスを殺菌・失活化します。
お家での使い方
①風邪の予防や喉の痛みはガラガラうがい
1.うがいをする前に、水道水で口をすすぐ。
2.EO水を使う量だけコップに移す。
3.のどにEO水がとどくようにガラガラうがいをする。
4.吐き出した後は、同じように数回繰り返します。
②歯磨き・お口の中の洗浄はブクブクうがい
1.いつものように歯みがきをする。
2.歯みがき後は、新しいEO水(25CC〜35CC)でブクブクうがいをする。
3.最後に軽く水道水でうがいをする。
EO水(次亜塩素酸水)使用上の注意事項
■保存について
- EO水は時間が経つと効果がなくなります。
- 保存用ボトルにEO水は2週間〜1ヶ月以内には使い切る。
- 一度ボトルから出したEO水は使い切り、残液は処分する
- 保存は直射日光を避け、涼しい場所(冷暗所)に保管する。
安東第二歯科医院では、抜歯後のうがい薬としてEO水を推奨しております。
抜歯後の説明でEO水のお話をさせていただいております。
EO水をご希望の患者様はお気軽に当院のドクター、スタッフにお申し付けください。